介護技能実習生が介護福祉士を目指すには

技能実習生が介護福祉士になるにはどのような要件があり、過程なのかを解説しています。さらに、ミャンマー・ユニティが送り出した介護技能実習生がN2に合格しましたので、その内の1人に日本語でインタビューしました。

介護技能実習生が介護福祉士を目指すには

目次

  1. 介護技能実習生N2合格者インタビュー
  2. 技能実習生が介護福祉士になるには?
    1. 技能実習生の介護福祉士の受験資格
    2. 介護福祉士になるまでの過程
    3. 実務者研修とは
    4. 学習内容について
  3. 在留資格「介護」

介護技能実習生N2合格者インタビュー

ミャンマー・ユニティから送り出した介護技能実習生が介護福祉士になるための1歩である日本語能力試験JLPTのN2に合格しました。
その内の1人に日本語でインタビューに答えてもらいました!

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今、日本では何の仕事で働いていますか?

jisshuusei

介護の仕事をしています。

lift_iv10

なぜその職種を選んだのですか?

jisshuusei

高校生の頃、介護に興味を持ち、おじいさんから介護のことを聞き、人と関わる仕事で、将来おじいさんの介助をしてあげることができると思いました。また、自分にもプラスになると思ったからです。

lift_iv10

日本で働いてみてどうですか?

jisshuusei

色々な介助方法を学んで、役に立ったと思います。
辛かったことは、入居者様の具合が悪くなって忙しかったときです。
嬉しかったことは、入居者様から「ありがとう」と言われたときです。また、名前を覚えてくれたことです。

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これからのビジョンを教えて下さい。

jisshuusei

介護福祉士の免許を取って、2人の妹と一緒に日本で暮らしたいです。

lift_iv10

どうして日本で働き続けようと思うのですか?

jisshuusei

日本で生活するのが楽しい、行ってみたいところがたくさんあります。
京都の金閣寺や、奈良の大仏、日本の歴史をたくさん勉強したいです。

では、技能実習生から介護福祉士になるにはどうしたらいいのか次に解説いたします。

技能実習生が介護福祉士になるには?

技能実習生の介護福祉士の受験資格

技能実習生の介護福祉士の受験資格は日本人と同じ条件となります。

従業期間 3年(1095日)以上実務者研修

(注)従業期間3年のうち540日以上は従事する必要があります。
(注)受験資格は、国籍、性別、年齢、学歴等の制約はありません。

介護技能実習生は介護技術を学びながら働くため、必ず実務経験ルートとなり、実務経験が3年以上かつ実務者研修の受講で、介護福祉士試験の受験資格が得られます。
しかし、日本語での受験となりますので、最低でも日本語レベルN2を取得している実習生でないと、現実的に試験に受かることは難しいとされています。

ミャンマー・ユニティから送り出した実習生の中にも介護福祉士を目指している実習生がいます。そのような実習生には、まずはN2に合格することを目標としています。

介護福祉士になるまでの過程

技能実習生は、介護福祉士試験をいつまでに合格しなければならないのでしょうか?

介護福祉士の試験は日本語で行われます。
試験内容の理解には、日本語能力は最低でもN2レベルが必要なため、技能実習1号・2号の間に最低でもN2に合格することが介護福祉士になるための第1歩となります。

※ミャンマー・ユニティの介護技能実習生は出国時、N3レベルでの日本語能力で送り出しをしております。

3年間技能実習1号・2号として実習を行った後、1か月一時帰国します。

その後、技能実習3号または特定技能1号に在留資格が移行できます。技能実習3号への移行はあまりにもハードルが高いので、特定技能1号への移行が現実的です。
技能実習3号は2年間、技能実習生としてさらに働くことが可能です。
特定技能1号は5年間、介護職で働くことが可能です。
技能実習「介護」を3年修了した技能実習生は、特定技能1号「介護」の技能試験や日本語試験が免除されるため非常におすすめの在留資格です。
その間に、実務者研修を受講し、国家資格である介護福祉士の試験を受験します。

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※特定技能の介護職では、特定技能1号までしか認められておらず、在留期間は最長5年と定められています。基本的には5年で帰国するという前提であるため、技能実習と同様、母国から家族を連れてくることはできません。

実務者研修とは

介護福祉士の資格を取得するには実務経験3年だけでなく、実務者研修を受講し、修了しなければなりません。
実務者研修は、20科目450時間で平均6か月以上かかります。働きながら受講可能ですが、事業所の理解や協力がなければ難しいです。

実務者研修の実施機関は、介護福祉士の養成校などです。入学要件は特になく、インターネットでも申し込めます。通学の際の会場が、住居にできるだけ近くの学校を選ぶといいでしょう。 費用は、10~15万円程度が多いです。特定技能で就労している介護士は、雇用保険に加入しているはずですので、近隣のハローワークで専門実践教育訓練給付金を申請し、対象と認定されれば受講費の5割が後ほど戻ってきます。

学習内容について

実務者研修内容は、20科目450時間です。
そのうち通学は、介護課程Ⅲが45時間+医療的ケア(演習)が16時間で、合計61時間、約7日となります。通学は、働いている人達に配慮して、毎週日曜、連続7回というところが多いです。 学習内容は「人間と社会」、「介護」、「こころとからだのしくみ」、「医療的ケア」の4つに大きく分けられ、「医療的ケア」は喀痰吸引や経管栄養などについて実技を通して学んでいきます。
通信教育の間に、平均4~5回問題やレポートの提出があります。また、通学での講義や演習終了後、修了試験があります。学校によって課題や試験の難易度と合格点がそれぞれ異なります。とても難しいというわけではありませんし、たとえ提出した課題や試験が基準点を下回ったとしても、再試験を行うなどして対応してくれます。

在留資格「介護」

介護福祉士試験に合格すると、在留資格「介護」に変更可能になります。

在留資格「介護」に変更ができれば、その後在留状況に問題がなければ、1年更新(更新回数に制限なし)でずっと日本で働けるようになります。

在留資格「介護」では、配偶者及び子が「家族滞在」の在留資格で在留することも可能です。

介護福祉士の取得は、介護士個人の問題にとどまらず、事業所にとっても 永続的に働いてもらえる可能性が高くなるとともに、サービスの質の向上という観点からも非常に大切なことです。また、介護福祉士の数が増加すれば、介護報酬も加算されます。
具体的には、実務者研修受講のための支援と試験の申込み、及び対策の支援が大切です。
まず、実務経験3年以上の受験資格がある外国人を対象にオリエンテーションを行い取得のメリットと受験までの流れを説明しましょう。

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