【試験情報】飲食料品製造業特定技能1号試験
外国人が在留資格「特定技能」を得る条件として、日本語と技能の試験2つの合格が必要です。この記事では飲食料品製造業の特定技能1号試験の最新情報をお知らせいたします。
目次
特定技能と試験について
特定技能とは
「特定技能」は、日本の少子高齢化に伴い、深刻化の進む企業の人手不足に対応するために2019年4月に設立した新しい在留資格です。
「特定技能」の在留資格を持つ外国人を受け入れることができる特定産業分野として14業種が認められており、飲食料品製造業もその中の1つです。
「飲食料品製造業の特定技能1号」の在留資格を得る条件として、「日本語試験」と「技能試験」で一定の合格基準に受かることが必須となっています。
試験について
日本語試験は「日本語基礎テスト(JFT-Basic)」の合格または「日本語能力試験(JLPT)」4級以上の合格が必要です。
技能試験は一般社団法人外国人食品産業技能評価機構が実施する「飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験」の合格が必要です。
試験情報
下記は一般社団法人外国人食品産業技能評価機構が実施する「飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験」の情報です。
試験科目 | 学科試験と実技試験 |
---|---|
試験時間 | 計80分 |
試験方式 | マークシート方式 |
受験料 | 8,000円(税込み) |
学科試験
HACCPなどによる衛生管理や労働安全衛生の知識を問う試験です。
問題数 | 30問 |
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満点 | 100点 |
合格点 | 65%以上 |
実技試験
実技試験内容は判断問題と計画立案の2つから構成されています。
判断問題は図やイラスト等から、ふさわしい行動はどれかを選択する問題です。
計画立案は計算して作業の計画をたてることができるかを問う問題です。
問題数 | 判断試験8問/計画立案2問 |
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満点 | 50点 |
合格点 | 65%以上 |
学習用教材
以下は特定技能1号技能測定試験飲食料品製造業試験に合格のための学習用テキストの情報です。
特定技能受け入れに関する相談窓口
農林水産省:飲食料品製造業分野における外国人材の受入れ拡大について
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