【技能実習生の寄付で寺院建設】日本で働く介護技能実習生の寄付によりミャンマーで寺院が建設されました!

日本で働く介護技能実習生の寄付によりミャンマーで寺院が建設されました。村で1番立派な寺院を建設するための苦労や強い思いなどを伺いました。

【技能実習生の寄付で寺院建設】日本で働く介護技能実習生の寄付によりミャンマーで寺院が建設されました!

介護技能実習生の寄付によりミャンマーで寺院が建設

ミャンマー・ユニティから介護技能実習生として日本で働いているMAI KHIN MAR YEE(マイさん)が、 来日から3年、彼女の念願であったミャンマーの地元の村に寺院を建設しました。

マイさんは日本に来る前から地元の村に寺院を建設することを決意していました。
当初は5年で寺院が完成する予定でしたが、コロナや2021年ミャンマーで起きた軍事クーデターの影響もあり建設が順調には進まず、予定よりも遅れての完成となりました。
また、建設中にマイさんの父親の亡くなるなど、多くの苦難があり、日本で不安な思いを抱えながらも、マイさんはさらに寺院を建てる思いを強くしました。
家族や友人がいない外国で働くことは誰にとっても不安で大変なことですが、寺院を建てるという目標が明確にあったからこそめげずに日本で介護のお仕事を続けてこられたのだと思います。

寺院の建設は村民全員の夢でした。
そして完成した寺院はマイさんの地元の村で1番大きく、建設費も通常よりもかかっているため村民の自慢であり心安らぐ場所となっているそうです。

日本での技能実習が始まった2019年8月から3年間、いただいた給与のほとんどを寺院建設費に費やしついに完成しました。
ミャンマーでの寺院の完成は受け入れ企業や同僚の方々にも一緒に応援していただき、完成を喜んでいただいています。

マイさんお寺完成写真1マイさんお寺完成写真2

ミャンマー人にとっての寺院

ミャンマーは国民の9割が仏教徒であり、ミャンマー人にとって寺院は生活に欠かせない存在です。
その仏教も上座部仏教(小乗仏教)といって、日本の大乗仏教とはかなり違います。日本の大乗仏教は、庶民への浸透を図るために大衆化したものです。
対してミャンマーの上座部仏教は、言わば本物の仏教です。
ミャンマーのほとんどの仏教徒は、一度は仏門に入ります。一週間や二週間程度の修行である場合も多いですが、皆が頭を丸めて修行を行います。女性も仏門に入るときは頭を丸めます。
ミャンマーでは朝晩お祈りをする習慣があり、実際に日本で働いている技能実習生も、写真を持参してお祈りをしています

またミャンマーは仏教深い教えが根付いた文化のもと生活している人がほとんどです。
「悪いことをしたら自分の来世が悪くなる。人に親切にすること、人のために何かをすることは当たり前」という考え方のため、ボランティアや寄付などに積極的に参加することも多く、収入の半分くらいをお寺に寄付をする人がかなりいます。

マイさんお寺完成写真3

ミャンマーで介護職が大人気な理由

上記の通り、ミャンマーでは人の役に立つことが生活をする上で非常に重要視されます。
そのため、体の不自由なお年寄りのお世話をする「介護」は、働きながら現世で徳を積むことができるので、ミャンマーでは人気がある職種なのです。

ミャンマーでは介護という仕事はメジャーではありませんが、家族全員でお年寄りのお世話をすることが当たり前ですので、普段から祖父母のお世話などをしている人が多くスムーズに介護というお仕事を理解できます。
介護をやりたいという人は、ミャンマー以外の国ではなかなか見つからないのが実情です。
自ら、介護をやりたいという人がたくさんいる国はミャンマーしかないと思います。

昨今、「介護を外国人に頼ろうではないか」という意見がありますが、足元では円安が進行し、今後途上国の急速な経済成長・賃金上昇が予想される中、もはや日本で介護の仕事をすることに魅力を感じる外国人は消滅しつつあります。
一方で、 ミャンマーは世界で唯一「介護職が人気がある国」です。

またミャンマーは2021年2月の軍事クーデター発生後、欧米各国からの経済制裁により、失業者増大、通貨暴落、物価急上昇に見舞われ、生活困窮者が急増しています。そのため家族の生活を支えるために海外で働きたい若者が急増しています。
出稼ぎ先としは、先進国で唯一ミャンマー人に対して在留資格がおりやすい日本が一番人気です。アジアの先進国、美しい国、あこがれの国日本。仏教文化、国民性など親和性も高く、日本で働くために日本語を学ぶミャンマー人が急増しており、N4保有者も多数出てきております。まさに日本就職ブームが到来しています。
そして今、本人負担額がミャンマーで一番少なく、ミャンマー政府認定のナンバーワンの送り出し機関として信頼度の高いミャンマー・ユニティに日本で働きたい若者が殺到しており、面接候補者数はクーデター前の5倍に達しております。
ミャンマーではもはや大卒者にも就業機会はほとんどなく、ミャンマー・ユニティの面接候補者は大学進学者(卒業、在学、中退者)が全体の56%に達しています。

以上、どれだけミャンマー人が介護職に向いていて、人気があるのかが分かると思います。
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