ミャンマー圧倒的No.1(※)人材送り出し機関(ミャンマー政府認定 License No.54/2016)

※ 実績数値提供元:MOEAF(ミャンマー送り出し機関協会)で公開された2022年3月1日から2023年9月4日までの送り出し機関別のデマンドレター申請件数情報によると、ミャンマー・ユニティが圧倒的首位で2,506名、第2位は1,054名と、2位との差が約2.4倍となりました。

   
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技能実習生失踪対策への取り組み

ミャンマー・ユニティでは、技能実習生失踪の問題に対して真摯に向き合い、未然に防ぐための対策に力を入れています。出国前の事前教育から帰国後のサポートまで、多面的なフォローを行えることが当社の強みです。

技能実習生の失踪をなくすことで、受け入れ企業と技能実習生双方の幸せを実現するために、「スクリーニング(選抜)」「ミャンマー出国前対策」「ミャンマー出国後対策」の3つの工程において、ミャンマー・ユニティがどのような対策を行っているかご紹介します。

失踪対策のご紹介の前に・・・

外国人実習生失踪対策を強化:出入国在留管理庁

出入国在留管理庁は2019年11月12日、技能実習生の失踪対策を強化すると発表しました。

出入国在留管理庁は12日、外国人技能実習生の失踪を減らすため、新たに対策を強化する方針を公表した。大量に失踪者を出した実習先や監理団体は適正に実習ができていないとみなし、新規受け入れを停止させる。失踪者が少数でも、実習先に賃金不払いなどの違法性が認められれば、受け入れできなくする。

入管庁によると、失踪は年々増えており、2018年は前年比1963人増の9052人。19年上半期も4499人で、前年同期を256人上回っている。

入管庁は、賃金の支払い状況や人権侵害の有無などについて実習生にヒアリングする機会も増やす。

共同通信社

外国人技能実習生はなぜ失踪してしまうのか?

技能実習生が失踪するのには理由があります。
失踪動機で最も多いのは「低賃金」で、他の失踪動機と比較して圧倒的に高い人数となっています。続いて「実習終了後も稼働したい」「指導が厳しい」「労働時間が長い」「暴力を受けた」「帰国を強制された」「保証金、渡航費用の回収」という結果です。

ミャンマー・ユニティでは、これらの技能実習生の失踪動機を把握することで、問題に対する適切な指導やサポートを行い、失踪を未然に防げるように対策を講じています。

外国人技能実習生の失踪動機ランキング

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出典:法務省 技能実習生の失踪動機調査「聴取表」集計 訂正版より作成

ミャンマー・ユニティの技能実習生失踪対策

スクリーニング(選抜)

真剣に取り組む姿勢の観察

技能実習生は面接前教育の1週間コース(日本語学習未経験者は1か月コース)期間中に、失踪にまつわる講義を含む、技能実習生としての基礎知識や日本での生活に関するあらゆることを学びます。そこでの技能実習生たちの受講態度をしっかりと観察することで、日本での技能実習に対して真剣に取り組む気持ちがあるかどうかを判断しています。
講義中に不真面目な受講態度をとった実習生は不合格の対象となり、企業面接を受けることが許されず、合格した真面目な実習生のみが受け入れ企業との面接候補者として選抜されます。

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ミャンマー出国前対策

失踪に対する深い理解

悪質なブローカーの手口を理解

実習生は1週間コース(日本語学習未経験者は1か月コース)内にて、失踪にまつわるブローカーの手口を学びます。
悪質なブローカーによる「今よりもっと楽に沢山稼げる仕事を紹介してあげる」という甘い言葉につられ、技能実習生が失踪してしまうケースがあります。技能実習生は失踪をしてしまうと犯罪者として日本に在留することとなり、別の仕事に就いたとしても不法就労となります。またそこで不当な扱いを受けても不法就労のため誰にも相談できず、さらなる悲劇を招くことになります。ミャンマー・ユニティでは、このような事例を紹介しながら、失踪は決して幸せになれないということを強く説明しています。

失踪に関するディスカッション

また、企業面接合格後の事前教育期間中には、「失踪に関するディスカッション」を実施しています。
「失踪はなぜ発生するのか?」「同僚が失踪したいと言ったらどうするか?」というテーマについてディスカッションをすることで、失踪という問題を他人事ではなく自分事として考えさせます。失踪が発生する理由をより深く考えることで、技能実習生として日本に渡る前に自らが対策できることを理解し、より真剣に技能実習に向けた事前教育を受けることができるようになります。

失踪ではない正しい問題解決法

そして、万が一、自身が辛い状態に陥ってしまったときに、失踪という方法で解決するのではなく、企業・組合・保護者やミャンマー・ユニティに相談することが正しい判断であるということを伝えています。

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仕事のミスマッチ防止

仕事内容の事前説明を徹底

失踪理由のひとつとして「思っていた仕事内容と違った」ということも挙げられます。
そのようなミスマッチを防止するため、受け入れ企業からは面接前に仕事の様子が分かる写真を提供していただいております。面接候補者の技能実習生に写真を使って仕事内容を事前説明することで、イメージと実際の業務にギャップが生じないよう対策しています。

妥協をさせない面接指導

また、給料面での不満が将来の失踪に繋がることを理解させ、面接を受ける際は給料面についても納得をした企業を受けるように指導をしています。


保護者の理解促進および協力関係の構築

子供が失踪した場合のリスクを説明

開講式および出国直前説明会では、保護者の同席をお願いしています。
開講式では、実習生とともに保護者に対しても、技能実習生制度や日本の事情について理解していただけるように説明を行っています。万が一、自分の子供が失踪してしまった場合、どのような危険が子供の身に降りかかるのかを保護者の方にも理解していただくと同時に、子供が日本で困難に直面している様子があれば、ミャンマー・ユニティへ報告してもらえるよう関係性を構築しています。ミャンマー人にとって親は絶対的な存在のため、保護者とともに対策を行うことで、より確実な失踪の予防に繋がります。

技能実習で稼ぐことができる金額への理解

また、保護者とコミュニケーションをとることで、保護者の人間性を確認します。
ミャンマーは家族を大切にする文化が色濃く、技能実習生は日本で稼いだお金を家族の生活のためにミャンマーへ送金することが多々あります。そのような状況下で、家庭環境が悪く、保護者が実習生に無理な送金を迫ってしまい、その負担が原因で実習生が失踪してしまうというケースがあります。ミャンマー・ユニティでは保護者の人間性をしっかりと見極め、失踪した場合のリスクの説明とともに、実習生に無理な送金を迫ることのないよう理解を促しています。
出国直前説明会でも、保護者へ失踪に関する説明を再度行うことと同時に、技能実習生が実際に稼ぐことのできる現実的な金額を理解していただきます。保護者側の協力体制も整えることにより、日本での技能実習が実習生にとって安心・安全なものになるよう環境づくりを強化しています。

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帰国後に対する不安感の払しょく

可能性に満ちた「ティラワ経済特区」への訪問

技能実習生の失踪理由のひとつとして、「帰国したくないから」ということも挙げられます。
それは、ミャンマー帰国後に日本での経験を生かせる仕事がないのではないか?金銭面で苦しくなってしまうのではないか?という不安から、帰国したくないという気持ちに陥ってしまうからです。

ミャンマー・ユニティでは、技能実習生がミャンマー帰国に対してマイナスな気持ちを抱かないよう、事前教育期間中にミャンマー初の経済特区「ティラワ経済特区」へ実際に連れて行き、ヤンゴンとは異なる風景が広がる工業団地を見せています。ティラワ経済特区への訪問は、可能性に満ちたミャンマーの姿を目に入れることで、失踪をせずともこれからのミャンマーにはたくさんの働き口があるということを実感してもらう目的があります。

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外部講習で将来ビジョンを鮮明に

また、実習生はティラワ経済特区にある日系の職業訓練校で、一日外部講習を受けます。そこでも日本の法律を順守する重要性や、失踪をしても良いことがないということを、第三者から改めて説明をしていただくことで、理解をより深いものにします。技能実習生の帰国後に対する不安感を払しょくし、日本での実習を真面目にやり遂げた後に待っている将来ビジョン・目標をより鮮明なものにすることで、失踪の対策に繋げています。

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ミャンマー出国後対策

実習期間中のサポート

ミャンマー語の通訳が日本に常駐

出国前にたくさん勉強と実習を積み重ねても、故郷を離れて異国で仕事をするということは、誰しもが心細い気持ちになってしまうものです。そのような不安感からストレスが蓄積し、失踪に繋がってしまわぬよう、技能実習期間中のサポート体制を整えることで失踪対策をしています。

ミャンマー・ユニティは日本に通訳が常駐しています。技能実習生は、日本での実習中に何か困ったことがあれば日本常駐通訳にミャンマー語で相談することができます。入国して間もない時期は特に日本語に不安を抱えている技能実習生が多いため、入国時や入社日などの説明やオリエンテーションの内容を通訳することが可能です。定期巡回時はもちろん、2号試験時の会場や事故などの緊急時の病院へも通訳が同行できるため、日本語に不安感を持っている実習生も、安心して日本で生活することができます。

心のケアで失踪連鎖の防止

万が一、技能実習生が失踪してしまった際は、同じ受け入れ先で実習中の実習生への心のケアを行うことで失踪連鎖を防ぎます。

ミャンマーにいる教師との連絡手段確保

また、技能実習生が日本での実習中に孤独な気持ちにならないよう、ミャンマーでの日本語担任教師とグループメッセンジャーで連絡がとれる体制を整えています。馴染みのある教師との連絡手段を確保しておくことで、実習中の悩みを一人で抱え込まずに相談することができるため、失踪の予防に繋がります。


帰国後の就職サポート

ミャンマー・ユニティは、技能実習終了後に帰国した実習生に対して、日本での経験を生かせる仕事を紹介します。
技能実習生たちは並々ならぬ努力をして日本語や仕事の技術を習得します。そのスキルを帰国後にミャンマーで活かせるチャンスを無料で提供することで、帰国に対する不安材料を取り除き、失踪対策に繋げています。帰国後の目標がはっきりとさせることで、明るい将来のビジョンを描きながら、安心して前向きに実習に取り組むことができます。