ミャンマー圧倒的No.1(※)人材送り出し機関(ミャンマー政府認定 License No.54/2016)

※ 実績数値提供元:MOEAF(ミャンマー送り出し機関協会)で公開された2022年3月1日から2023年9月4日までの送り出し機関別のデマンドレター申請件数情報によると、ミャンマー・ユニティが圧倒的首位で2,506名、第2位は1,054名と、2位との差が約2.4倍となりました。

   
  1. ミャンマー・ユニティ ホーム
  2. 職種・在留資格別ご案内
  3. 介護技能実習生の送り出し

介護技能実習生の送り出し

ミャンマー・ユニティでは、日本で介護技能実習生として働くための教育に特化した「UKWTC介護学校」にて、充分な教育を受けた人材を日本へ送り出しています。送り出しまでのすべてのプロセスを管理することで、万全のサポート体制を構築しています。それにより、質の高い日本語教育と実技教育を実現し、優秀な人材の育成・送り出しが可能となっています。

目次

  1. 技能実習生制度とは
    1. 技能実習生とはどのような人が対象なのか
    2. 技能実習生の受け入れができるのはどのような施設か
  2. ミャンマー・ユニティの介護技能実習生送り出し
    1. 前職要件を満たすためには
    2. 充実した介護教育~資格と経験ある講師
    3. 介護の現場を意識した日本語教育のポイント
  3. 介護技能実習生見学会の様子
    1. 見学会参加者から介護技能実習生への質問
    2. 見学会参加者から施設職員への質問
    3. 見学会質疑応答ムービー

技能実習生制度とは

技能実習制度とは、開発途上国等の外国人を日本で一定期間(最長で5年間)受け入れ、OJTを通じて技能を移転する制度です。
技能実習生は入国直後1か月間の講習期間以外は、実習実施者との雇用関係の下、日本人労働者と同様に労働関係法令等が適用されます。
技能実習生1年目のことを技能実習1号、2年目~3年目を技能実習2号、4年目~5年目を技能実習3号と呼びます。
前述したように、技能実習制度は日本の技術を開発途上国に移転する目的の制度のため、受け入れ可能な職種が定められており、現在85職種156作業での受け入れが認められております。【参考:職種一覧

技能実習生とはどのような人が対象なのか

主な条件としては、

  • 18歳以上であること
  • 技能実習が終わり帰国した後、日本で学んだ技術を活かして母国で就業する予定がある人材であること
  • 過去に技能実習生として日本に行ったことがないこと(技能実習生は一生に一度利用できる制度です)
  • 日本で技能実習を行う職種と同じ業務を母国にいるときに経験している人もしくは技能実習に従事することを必要とする特別な事情があること(※)
  • 介護職種に限り、1号時は日本語能力試験N4レベルに合格していること、2号時にN3レベルの能力をもっていること

技能実習生の受け入れができるのはどのような施設か

技能実習生を受け入れる事業者のことを技能実習制度では「実習実施者」と呼びます。
実習実施者になる為の条件は下記の通りです。

  • 技能実習責任者を選任すること(常勤役員等権限のある方が好ましい)
  • 技能実習生を受け入れる職種の技能を5年以上経験している人が技能実習指導員になること
  • 介護の場合、技能実習指導員のうち1名以上は介護福祉士、看護師、初任者研修修了者のいずれかの資格を持っている方
  • 技能実習生の受入人数の上限を超えないこと【参考:介護職種人数枠その他職種人数枠
  • 受け入れ可能施設であること【参考:介護技能実習生が受け入れ可能な施設一覧

「技能実習に従事することを必要とする特別な事情があること」とはどういうこと?

技能実習生になれる条件として「日本で技能実習を行う職種と同じ業務を母国にいるときに経験している人」は分かりやすいですが、「技能実習に従事することを必要とする特別な事情があること」とはどういう意味なのかを解説します。

「技能実習に従事することを必要とする特別な事情があること」に該当するのは・・・

  1. 教育機関において同種の業務に関する教育課程を修了している場合
  2. 技能実習生が技能実習を行う理由を具体的に説明でき、かつ、技能実習を行うために必要な最低限の訓練を受けている場合
  3. 実習実施者又は監理団体と送り出し機関との間の技術協力上特に必要があると認められる場合

ミャンマー・ユニティの介護技能実習生送り出し

ミャンマー・ユニティでは、UKWTC介護学校にて日本で介護職として働くための技能実習生を育成しています。
UKWTC介護学校は、2016年3月にミャンマーに開設された介護技能実習生教育機関で、日本人スタッフおよび講師によって、募集・教育・書類手続き・お客様対応まですべてのプロセスを管理し、万全のサポート体制を構築することで、質の高い日本語教育と実技教育を実現しています。
介護職種に関して、ミャンマーには日本のように立派な介護施設はまだありません。なぜならばミャンマーは若者の人口が多く、老人を介護するための施設より先に整備すべきことが多くある為です。
もちろん介護施設がゼロというわけではなく、病院での介護やボランティアでの介護というのはありますが、介護を目的とした正式な施設はありません。
将来のミャンマーにおいて介護施設の需要が高まった際、日本で培った技術を活かして介護従事できる優秀な人材を育成するべく、ミャンマー・ユニティでは上記のmaru2を満たすための教育をしております。
これを、前職要件を満たすと言います。

前職要件を満たすためには

前職要件を満たすためには下記教育課程を修了している必要があります。

  • 2ヶ月以上320時間以上の訓練
  • そのうち1か月以上160時間以上の介護職種に関する課程を満たしている

上記の介護職種に関する教育を資格と経験のある優秀な日本人講師が行っております。

充実した介護教育~資格と経験ある講師

日本出国前に、1ヶ月(24日・168時間)集中講義。介護技能実習制度における前職要件を満たします。

介護教育を受けるミャンマー人実習生たち
日本人講師による実習

講師経歴

平成9年3月
東北福祉大学社会福祉学部卒
平成21年9月
日本語教師養成講座420時間修了
平成23年3月
介護福祉士取得
平成27年1月~
介護職員初任者研修講師
(大阪福祉総合スクール・株式会社イメージラボ・株式会社トップハート・株式会社トーカイスタッフ)
介護福祉士実務者研修講師
(株式会社イメージラボ、株式会社トーカイスタッフ)

介護の現場を意識した日本語教育のポイント

また、ミャンマー・ユニティではN3取得を目標とした日本語教育を充実させています。

介護の現場を意識した日本語教育
  1. NAT-TEST3級相当までの日本語教育
    • 毎月の社内模擬試験(N5,N4,N3)
    • 内定先とのスカイプ通信によるモチベーション維持
  2. 高齢者を意識した基本的なコミュニケーション
    • 会話重視のトレーニング
    • 相手の話をよく聞く
    • 明るく・表情を豊かにする
    • 相手の感情を読み取る
介護職の技能実習生育成に特化した教育機関『UKWTC介護学校』

介護技能実習生見学会の様子

UKWTC介護学校から送り出された介護技能実習生は、質の高い日本語教育と介護実技教育を受けているため、現場で即戦力として働いています。ミャンマー・ユニティでは、実際に介護現場で働くミャンマー人介護技能実習生の見学会を実施しております。

  • 名称未設定-1-2
  • 名称未設定-2

介護技能実習生の見学会中に行われた質疑応答の内容の一部をご紹介いたします。

見学会参加者から介護技能実習生への質問

介護技能実習生紹介

  • jishusei_3
    タイタイ・ウィンさん
    (以下タイさん)
  • jishusei_2
    イーイー・スエさん
    (以下スエさん)
  • jishusei_1
    ヤィンヤィン・ウィンさん
    (以下ウィンさん)

日本に来てびっくりしたことはなんですか?

タイさん:木がきれいでした。風も涼しい。道がきれいだったので、飛行場から車に乗って外を見たときびっくりしました。

スエさん:日本人は静か。飛行場の中でも本を読んだりして静かでした。

ウィンさん:日本人は長生き。ミャンマー人は75歳くらいが寿命なので。

働いていてうれしかったことはなんですか?

タイさん:(利用者の方に)タイさんがいないとき寂しい、タイさん可愛いと言ってもらえたことが嬉しいです。

スエさん:おじいさんおばあさんと話した時、日本の昔のことや、今のことを教えてくれた時嬉しかったです。

ウィンさん:七夕のお祭りの時、浴衣を着ることが出来た時がとても楽しかったです。

仕事で大変なことはなにかありますか?

タイさん:時々、おじいさん、おばあさんのお話がわからなかった時が大変でした。

スエさん:おじいさん、おばあさんの話が聞き取りにくかった時が大変だと思いました。

ウィンさん:おじいさん、おばあさんのお風呂や着替えの手伝いが大変でした。

将来の夢はなんですか?

スエさん:自分で事業をやりたいです。

ウィンさん:国に帰ったら介護の先生になりたいです。

タイさん:ここで働いて、介護福祉士になりたいです

ミャンマーでは何か月間、勉強しましたか?

タイさん:1年間くらい勉強しました。

ウィンさん、スエさん:同じくらいです。

勉強で大変だったことはありますか?

スエさん:勉強では漢字が大変でした。

ウィンさん、タイさん:同じです。

漢字をどのように覚えましたか?

ウィンさん:書いて練習しました。

スエさん、タイさん:同じです。

日本に来てからも勉強をしていますか?

スエさん:仕事をしながら、休みの日も勉強しています。仕事中、知らない言葉があったらメモをして後で調べます。ミャンマーから持ってきたN2の本で勉強しています。

先輩たちの連絡事項はわかりますか?

全員:はい、わかります。

介護用語は理解できていますか?

タイさん:はい、勉強しました。

仕事で頑張りたいことなんですか?

タイさん:なんでも頑張りたいです。

スエさん:仕事が楽しいから、何でもやる気あるので頑張りたいです。

ウィンさん:介護職員さんの日本語のサインがわかるようになりたいです。頑張ります。

おじいさん、おばあさんの汚物のにおいは嫌じゃなかったですか?

スエさん:そんなに嫌じゃありません。お手伝いしたいので大丈夫です。

日本で何年働きたいですか?

タイさん:チャンスがあったら何年でも働きたいです。

スエさん:私もずっと働きたいです。

ウィンさん:私もチャンスがあったらずっと働きたいです。

1年くらい経ったら夜勤ができるようになりますが、やりたいですか?

全員:はい、やりたいです!

夜勤をすると、夜、寝られませんが大丈夫ですか?

全員:はい、大丈夫です。

日本に来る前、何が一番不安でしたか?

スエさん:自分が話したことがおじいさん、おばあさんがわかるかどうか心配でした。

ウィンさん:介護職員さんやおじいさん、おばあさんが言ったことを自分が理解できるか心配でした。

タイさん:私も利用者さんの話がわからないかと思って心配しました。

なぜ日本に来たのですか?

スエさん:家族と将来のためです。

ウィンさん:家族の将来のため、自分の将来のために来ました。

タイさん:家族にお金を送りたいのと、自分のために来ました。

いろんな職種の中でなぜ介護職を選んだのですか?

ウィンさん:おじいさん、おばあさんのお世話をすることに興味があるから選びました。

スエさん:私は介護の仕事が他の仕事の中でも好きです。私のおじいさん、おばあさんのお世話をするように仕事がしたいです。

タイさん:介護の仕事の心が好きだから選びました。

介護の技術(排泄、食事、移動、お風呂の介助とか)はミャンマーで学びましたか?またどのくらいの時間勉強しましたか?

スエさん:ミャンマーでお風呂の介助や移動の介助などやりました。期間は3か月くらいやりました。

ミャンマーで習った介護と日本で実際やった介護は違いましたか?

スエさん:同じでした。

給料のどのくらいを家族に送っているのですか?初回の給料は12万8千円(配属日からの日割計算)

スエさん:国からもお金持ってきたので、10万送りました。

ウィンさん:今月入ったらまとめておくります。金額はわかりません。

タイさん:私は8万送りました。

見学会参加者から施設職員への質問

施設職員紹介

  • shokuin_1
    本部長山口さん
  • shokuin_2
    施設サービス課課長野沢さん
  • shokuin_3
    特養 施設介護支援専門員海老原さん

介護技能実習生が言葉がわからなかった時、どのように対応していますか?

海老原さん:その都度その都度、介護技能実習生たちの様子を見て、理解してないようだったら教えてあげたり、本人たちから聞かれたらその場で答えたり、教えるような形をとっています。

山口さん:ミャンマー・ユニティさんの技術指導の先生が3名、事前に3か月来られていまして、その中で、日本の介護用語を教わってきています。日本人向けの介護の言葉を教わってきているので、思ったよりコミュニケーションの障害は少ないです。その場で尋ねたりして解決しているようです。

介護技能実習生を初めて御社で扱うにあたり大変だったことはありますか?

山口さん:大変でなかったというと嘘になってしまうかもしれませんが、準備段階が意外とあったので、予定がずれ込んでしまったのが逆に良かったのかなと思います。居住するスペースとか、こっちに来てどういう風な過ごし方をするのかとかをシミュレーションしたりしました。一番良かったのは、職員全体に説明会まで大きいものではないのですが、各部門にこういう人がくるよと、差別することなく、日本人同等の働き方という姿勢をとっておいたことがいいスタートになったのかなと。年齢層も比較的若い職員がうちにはいますので、今では冗談言えるくらいにはなってますね。

おじいさんやおばあさんが外国国籍の子にお世話してもらうことに批判というようなものはありましたか?

海老原さん:それに関しては一切ないです。逆にかわいがってもらえます。

山口さん:ミャンマーの方は優しくて、笑顔がいいので、嫌がられることはないです。(入所者の)扱いも丁寧です。

どういうところから教育を始めましたか?

山口さん:生活環境を整えるのに約3日間のスケジュールをとりました。1日目は簡単な自己紹介の中で、地域の説明をしました。借家の説明から入って、地域を歩いたり、車で散策してもらったり、ショッピングセンターはここにあるよとか、衣類を一緒に購入したりしました。
会社の説明はあまり深く入らず、最低限の規則、ルール等教えました。職場の方は3日目くらいから、触りの程度から入ってもらいました。見学から入って、配属される特養の方に案内や、シフトなどをうまく説明しながら進め、徐々に現場に入っていってもらいました。勤務に関してのお話が先ほど出ましたが、夜勤に入るまでは時間はかかります。日本人でも時間はかかりますので。

野沢さん:夜勤はまだできないので、ホールで利用者の方を中心に、レクリエーションをしたり、お茶を配ったりを2人で一組になってやっています。

山口さん:いくつかのシフトがありますので、そのうち3つのシフトに入ってもらって、休日に介護技能実習生が一人にならないように配慮しています。必ず3名中2名が同じ公休になるようにしています。週に一回は3名が同時に休みになるようにしています。
うちは変則勤務でして、1日10時間勤務の週休3日制で、休憩はさんで11時間勤務。彼女たちも日本人と同等の仕事をやってもらっているので(他社より)休みが多いです。そのため、彼女たちが一人にならないように配慮しています。

北中:週休3日にしたことで幸知会様は船井総研から表彰されました。週休3日にしたことですごく採用もできるようになりました。従業員にとって魅力的な職場になったのです。参考にしていただきたいと思います。

排泄の介助はしていますか?

野沢さん:見学はしてもらっているけど、実際にはまだやってもらっていません。

今後、排泄介助はどれくらいのスパンでやっていきますか?

海老原さん:来月くらいから入っていって、利用者さんのそれぞれのやり方を覚えていっていただきます。

北中:ミャンマーでは、介助のすべての実技を教えています。(食事も入浴も排泄も移乗も移動も)実際にはどこの学校でもそうですが、本当に入浴の実技教育ができるか、また本当に排泄の実技教育ができるかというと、なかなか難しいです。本当の入浴介助、排泄介助はやったことはないですが、やり方はマスターしてきています。特に排泄介助については、本当に嫌だったら、日本に行かないという判断を介護技能実習生にしていただいています。

介護技能実習生達は大変優秀なんだなと思いますが、職員の中で、受け入れに当たって、不安だとか、どんな意見があったのか、具体的にどのように解決したのか教えていただけますでしょうか?

山口さん:(ミャンマー人介護技能実習生の受け入れに関して)賛成か反対かでいえば、反対の方が多かったかもしれないです。3年くらい前は採用をかけてもなかなか人が来ないという時代で、今もそうだと思うのですが、うちの考え方は人がいないからミャンマーの方というのではなくて、ミャンマーの方に助けてもらうという考え方でした。誰かいい人いないから連れてくるというわけではなく、介護施設を利用したいと待っている待機者もたくさんいますので、サービスが滞らないためにミャンマーの方に来ていただきました。なので、あまり否定的な意見は出なかったと思います。
日本の方を採用しても、経験者・未経験者問わず、自己流であったりとか、真剣さというか、真面目さが日本人の方が欠けているように思えます。うちでは相当数会社に入社して、短期間で辞めている方が多い。特に特養系が多い。触りの2.3か月は日本人よりミャンマー人の方が素直なので、いいのかなと。ミャンマー人介護技能実習生受け入れに否定的だった方(看護師さんとか介護士さんなど)も、今となっては受け入れて良かったと感じていると思います。

管理者目線で、入ってもらってよかったなと感じているのはどこですか?

野沢さん:思っていたより日本語が喋れます。技術面(シーツの取り換えとか)も、さわりを教えたらひとりで一通りできるようになります。呑み込みが早いです。自分たち(受け入れる側)が思っていたよりも介護技能実習生のレベルが高く優秀だったので、そういったところで否定的に思っていた方たちが、ミャンマー人ができるのを目の当たりにして、危機感を覚えている現場の職員さんも多いです。真面目だし、やればできるし、自分たちが追い抜かれるのではという不安から、日本人職員のやる気につながっています。そういうところが良かったのかなと感じています。また、職員同士のコミュニケーション(この人こういう風にしたらいいよとか)が増えてきたのがよかったことですね。

山口さん:現場の雰囲気が明るくなってきました。

介護技能実習生用のわかりやすいマニュアルは作っていますか?

海老原さん:利用者さんのことに関しては、人数が多いので、顔写真と名前、簡単な食事や移動、入浴、排泄に関するかんたんなADAをまとめたものを作成しています。介護技能実習生ひとりひとりに渡して、仕事中は見られないですが、休憩中などに見られるようにしています。

北中:今、仰ったことはすごく現実的だと思います。大手さんは完璧で厳重なマニュアルを作ったりしていますが、小さい規模のところは無理ですね。非常に現実的でいいと思います。

ADAは漢字で書かれていますか?

海老原さん:はい、そこで漢字を覚えてもらう機会が出来たりします。

野沢さん:最初は英語やカタカナでフリガナをふったものを用意しようかと話していましたが、ネームプレートなどを見せて、これ読めますかと聞いたら優秀で普通に読めたので、大丈夫かなと思って漢字表記にしました。休みの日は勉強していると言ってましたが、たまに部屋を見にいったりすると、机の上に介護の教科書や日本語の教科書が置いてあって、常に勉強しているんだなとわかります。

認知症の方はミャンマーにあまりいないと聞いたが、認知症の人への対応とか、もし入居されたりしたときの対応はどうしていますか?教育していますか?

海老原さん:認知症の方は多いので、介護技能実習生さんに当たった時に認知症についての説明や、病気であるということ、同じ認知症でも人それぞれ違うことを、その都度対応方法を説明、指導しています。改めて時間を作って認知症とは?と教えているわけではありません。

北中:ミャンマーでビデオを使って、認知症の教育には力を入れています。ミャンマーは高齢化社会でなく、医療が発達していない。技能実習生たちが認知症の方を見たことがないという状態です。認知症の方に対して変に誤解をしてはいけないので、認知症は病気なんですよ、仮に暴力的なことがあったとしても、それは悪気があるわけではないということは教えています。

入って1か月は、必ずニコイチ(隣にいていつでも聞ける状態にする)みたいにしているのか。それとも、ある程度教えてひとり立ちさせるのですか?

海老原さん:7月いっぱいまでは、介護技能実習生3人一緒のシフトなので、3人に職員を一人つけています。ひとりひとり別の人がついてしまうと、同じ介護でも教え方にばらつきが出てしまうので。1対3で完全について、8月からはミャンマー人介護技能実習生3人のうち2人1組で今やっている勤務に入ってもらって、職員は離れて見守ってサポートみたいな形でやっていく予定です。

面接の時点では、日本語がそんなに上手ではなったと思うのですが、選ばれた決め手は何だったのですか?

山口さん:笑顔や表情とかですね。テスト上の数字も見ますが、そこだけでは評価できないので、見た目の表情とかも含めて判断していますね。ミャンマーの方は、家族のために働いている方が多いので、気持ちが日本人より真面目で、家族を幸せにしたいという気持ちが強いのが基本ベースみたいなので、正直そこから選ぶのは難しいので、表情というところから選ばせていただきました。時間をかけて選ばせていただきました。

答えられる範囲で良いのですが、介護技能実習生3名の賃金体系と月額の手取りはいくら位ですか?

山口さん:日本人との差はつけていません。社会保険料、宿舎の家賃を引いて、手取りが14万円ほど。支給が20万円ほどです。

家賃はどれくらいでしょうか?

山口さん:家賃は2万円、水道、光熱費、保険料を引いて14万円です。

北中:ミャンマー・ユニティは、手取り13万円以上でお願いしますと言っています。それは、水道光熱費を引かないでということです。なので、幸知会さんは最低給与より15,000円くらい高いですね。非常に大人気で、応募が多かったです。

今後は定期的に介護技能実習生を採用しますか?

山口さん:その予定です。二期生がくると、今の一期生が同じ気持ち・同じ目線で教えられる教えてあげられます。そこは強みなのかなと思います。

見学会質疑応答ムービー

すべての質疑応答はこちらのムービーからご覧いただけます。介護技能実習生たちの日本語力や働く姿勢、施設職員の方の貴重なご意見を、ぜひご視聴ください。

  • 介護技能実習生への質問

  • 施設職員への質問

第二弾見学会の動画も掲載いたしました。配属から3ヶ月経った技能実習生3名と配属先施設の職員3名に質疑応答を行いました。第一弾とは違った観点からの質問内容となっております。こちらの動画も受け入れ検討の際にご活用ください。