監理団体および実習実施者における新型コロナウイルス感染症に関する対応について
技能実習の実施にあたり、新型コロナウイルス感染症に関して配慮すべき点についてとりまとめましたので、監理団体及び実習実施者におかれては、以下の点に留意し、技能実習の適切な実施に取り組んでいただきますようお願いします。
感染予防対策
職場内での感染予防法としては、まずは手洗いが大切です。こまめに石鹸で手を洗い、またアルコール消毒液を使用して、手を清潔に保つように技能実習生を指導してください。
咳などの症状がある技能実習生には、マスクやティッシュ・ハンカチ・袖を使って口や鼻をおさえる「咳エチケット」を行うよう指導してください。咳やくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなどを介して他社へ感染する可能性があります。
風邪の症状や 37.5 度以上の発熱が4日以上続く場合や、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合には、実習実施者または監理団体が、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」に問い合わせを行い、その後、的確な対応を行ってください。
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宮崎県 鹿児島県 沖縄県
新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談を行いたい場合は、厚生労働省や都道府県等が設置している電話相談窓口へ相談してください。
受付時間:9時00分~21時00分(土日・祝日も実施)
石けんによる手洗いだけでなく、講習会場にアルコール消毒薬を設置し、アルコール消毒を行うよう指導してください。
講習会場や受講人数について、座席間の距離が十分とれるようなものとなるよう配慮してください。
講師と受講者の距離が近い場合には、講師と受講者にマスクを着用するよう依頼してください。
発熱等の風邪症状が見られる技能実習生は、講習には参加させないでください。
技能実習生の支援
技能実習生の中には、日本語を十分に理解できないために、新型コロナウイルス感染症に対して大きな不安を抱いている方も多いと考えられます。
実習実施者(特に技能実習責任者や生活指導員)、監理団体の相談担当者は、技能実習生の目線に立ち、厚生労働省ホームページを参考にしながら、技能実習生からの相談に丁寧に対応してください。
外国人技能実習機構の母国語相談窓口では、新型コロナウイルス感染症に関することを含め、生活面の相談を受け付けていますので、技能実習生に周知してください。
技能実習生が日本語が不得意な場合、症状をうまく医療機関に伝えられなかったり、医師からの指示を十分に理解できなかったりすることが考えられます。
技能実習生が病院に行く場合は、必要に応じ通訳が同行するなど、円滑な受診ができるよう配慮してください。
日本政府観光局(JNTO)のウェブサイトにて、外国語対応ができる医療機関の検索が可能です。
実習環境の整備
技能実習生に発熱などの風邪の症状があるときは、休ませてください。休んでいただくことは技能実習生本人のためになるだけでなく、会社にとっても、感染拡大の防止にもつながる大切な行動です。
労働関係法令については、技能実習生についても日本人労働者と同様に適用されます。
新型コロナウイルスを原因とする休業の取扱いなどについても、日本人労働者と同様の取扱いが必要になります。
【情報元】外国人技能実習機構