「外国人エンジニアの採用」の副次的メリット
外国人エンジニア採用にはどのようなメリットがあるのか。今回は、エンジニアの人材不足を補うという目的以外に、副次的に得られる効果について解説していきます。

目次
深刻化する日本の人材不足
超少子高齢化が進む日本において、働き手不足は深刻です。
日本のモノづくりとITをささえるエンジニアについても、人材が不足し続けている状況は変わりはありません。
経済産業省の調査によるとIT人材・エンジニアにおいては、2015年の時点で既に約17万人が不足しているという結果が、2030年には約40~80万人規模で人材不足に陥ると予測されています。
また、日本にはものづくりだけではなく食飲料品・医薬品業界など、世界的にも重要な位置にある企業が多くあり、サプライチェーンの観点からも日本だけの問題はありません。
外国人エンジニアの採用メリット
メリット1:高いモチベーション
アジア諸国の若い世代を中心として、ハングリー精神が旺盛で、日本人と比較して必死さがある傾向が高いです。
最近注目を浴びているミャンマーなどの発展途上国の人材は、大学を卒業しても月給が1万円程度と日本よりもはるかに給与水準が低いため、「家族に仕送りをしたい」「日本の技術を学び自国に還元したい」などの高い使命感をもって仕事に励む傾向にあります。
そのような外国人エンジニアの働く姿勢に感化され、一緒に働く日本人のモチベーションアップにもつながります。

メリット2:オフショアなど海外進出時の核
外国人を採用することで、その出身国とのつながりが強くなります。
友人紹介によるエンジニアの現地採用など、リアルなつながりも期待でき、オフショアなど海外進出時の足掛かりとなります。

メリット3:職場の活性化
言葉や考え方が異なることが当たり前となり、会社風土の多様性が進みます。
最初は人材不足を補うために外国人を雇用した企業が、社内の雰囲気が活発化したことで、積極的に外国人の雇用を推進するケースが多く見受けられます。

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